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健康保険証が使える整骨院と保険証が使えない整体院

2018.11.24 | Category: 整体院

『あっちの整骨院は保険効くよ!』『私の行ってるところは保険効かないよ』っていう会話を耳にします。
なぜ、健康保険証を使えるところと使えないところがあるのか?

細かく説明すると、ごちゃごちゃになってしまうので、ざっくりと説明しますね。

整骨院、接骨院で施術するのは、国家資格保持者


整骨院、接骨院と呼ばれる施設で働いているのは、“柔道整復師”という国家資格を持った人が施術します。
この資格を取得するには、専門学校に3年間通うか、専門の大学で4年間勉強し、国家資格の試験を受けて合格した人です。
専門学校で、体のことを勉強していきます。

ほねつぎと呼ばれることもある


たまに街を歩くと“ほねつぎ”と書いてあるところ看板もありますが、同じ資格です。

【鍼灸】とつくところは、鍼師、灸師の資格を保持している方がいるところです。こちらも国家資格なんです。

柔道整復師のできること

本来の柔道整復師というのは、先ほど“ほねつぎ”と書きましたが、骨折・脱臼(応急処置)・打撲・ねんざ・挫傷と呼ばれているものを施術する人なのです。
骨折・脱臼は応急処置はできますが、レントゲンを撮ったり、その箇所を治療したりすることはできません。

ねんざというのは、足首をひねったとか、朝起きたら寝違えて首が動かないとかぎっくり腰(急性腰痛といいます)などが多いです。

挫傷は、とっても簡単にいうと肉離れですね。ふくらはぎや太ももが多いです。

健康保険証を使用できるのは、5つのケガのみ

健康保険証を使用して、施術を受けられるのは、先ほど述べた5つのケガのみなのです。

長年続く腰痛や肩こりなどには、使用できません。

その考え方はアウトです


この記事を書いている私自身“柔道整復師”の資格保持者でありますが、7年は整骨院で修行させていただいていました。
この7年間は技術も知識も覚えることがいっぱいでした。
施術場所が変われば、技術も知識も変わりますし、患者さんも変わりますから、日々必死でした。

施術場所が変われども、どこにでもいらっしゃるのが、毎日同じ顔触れの患者さん。
今は規制もかかり、ひと月15回を目途に整骨院に通われている方がいますけど、もうマッサージ屋さん化してますよね。

『みんな行ってるから大丈夫』『口裏合わせ』、、、こんな考え方はやめていただきたい。

正しい知識や目的で整骨院、接骨院に通って施術を受けてください。

健康保険証の使えない整体院

整体院というのは、本当に幅が広いです。
中国式、韓国式、整体院、カイロプラクティック(日本では)、、、、これは民間資格になります。
どこかの勉強会やスクール、どこかの学校内で取れた資格です。

この整体院というのは、長くつづく腰痛も肩こりもいろいろみてくれると思います。
どのくらいの勉強をされてきたのかというのは、正直わからないのが現状です。

知識と技術は比例しない


知識があることはすごいことですし、否定する気はありません。
しかし、知識イコール技術ではないのです。

だから、国家資格を持っているから技術も良いものばかりとも言い切れません。
民間資格でも、世界を股にかけて活躍されている方も大勢いらっしゃるので。

整体院は自己責任で

整骨院は、そこの施術場所で起きた事故に関しては保険が掛けられていることが多いです。
しかし、保険証の使えない整体院は保険に入っている所と入っていないところがあるので、事故が起こったとしても、それは自己責任なのです。

最終決定権はあなた自身が決めること


あなたがどうなりたいのかの目的を軸に、保険のきく整骨院を選ぶのか、保険のつかえない整体院に行くのかは、あなたが決めることです。
施術者の雰囲気や説明、技術、考え方は様々です。
あなたが納得できて、ここなら頑張れる場所を見つけてくださいね。

次回は、なぜ私は柔道整復師の国家資格があるのに、保険のきかない整体院を開業したのか?を記事にまとめていきます。