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整骨院で正しい保険の使い方をしてほしいと切に願う整体師の告白

2018.11.25 | Category: 整体院


前回健康保険証が使える整骨院、接骨院、保険証の使えない整体院のお話をしましたが、私が保険証の使える整骨院を開業しなかった理由を公開します。

保険適用の範囲が狭い

整骨院や接骨院で保険証を使用してあなたの体を診させていただける範囲というのは、決まっているのです。
・骨折こっせつ:骨が折れた
・脱臼だっきゅう:骨が関節からはずれた
・捻挫ねんざ:関節をひねった
・挫傷ざしょう:皮下組織や筋肉、腱が傷ついた
・打撲だぼく:うちみ
このようなケガのみ保険証を使用して施術を受けていただくことは可能です。

ということは、長く続く腰痛や肩こり、肩こりからくる片頭痛、といった慢性的なものや、ヘルニアからくる坐骨神経痛というのは、健康保険証を使用することはダメなことなんです。

※鍼灸では、医師の同意書があれば一部保険適用になります。(そこへお問い合わせください)

なぜ月10日~15日、何年も通っているの??


あまりこのお話はしたくないですが、今回はします。
整骨院や接骨院には、頻繁にお見えになる患者さんというのが存在している所が多いです。
それも何年も。

先ほど上記にも書いたように、健康保険証の適用できる範囲というのは決められているのに何年も保険が使えるっておかしいとは思いませんか?
健康保険証を本当の意味で正しく使えていないと私は思います。

マッサージ屋さん化している


・あの先生は長くもんでくれるけど、この先生は短い
・あの先生は気持ちいいけど、こっちの先生は気持ちよくない
・あの患者さんは長くもんでもらってるのに、私は短くされて不快

私が修行時代にいろんな患者さんに言われてきた、聞いてきた話ですから、作り話ではありません。
“もんでもらって気持ちいいって何しにきてるの??”って感じですけどね。

新人にはご丁寧に、“ここがこってるから、もう少し強く”“そこ私嫌いやから触らんといて”とかね。
新人の頃は、一生懸命その患者さんを早く良くなってもらわないといけない!とか、気にいられないといけない!なんて思っていましたが、長く勤めてくると、ため息しか出ません。
これが現状でした。

ケガを治療することへの喜び

・足首をねんざした。
・朝寝違えて首が痛くて回らない
・ぎっくり腰になった(急性腰痛)
・子供の肘がぬけた!

こんな症例をみて施術に入らせてもらうと、すごいプレッシャーでしたが、とても良い経験をさせていただくことができました。
やっぱり治療するのは好きやなぁって思う瞬間でした。

自費施術を販売しないといけない


健康保険証を使うと、患者さんは窓口でのお会計は3割負担です。
ご高齢の方は1割の方や2割、3割と分かれています。

残りの7割分があとから入金されますが、やはり保険施術だけではかなり厳しいのが、現状です。

保険施術だけでは、整骨院経営も厳しいので、自費施術を導入することが多いです。
しかし、施術ばかりをしてきた者にとっては、患者さんにいいものだと思っても、なかなか提案できなかったり、患者さんから断られたりして、なかなか提案販売することができない施術者もたくさんみてきました。

美容やダイエットとは違い、私は治療がしたかったんです。

恐怖の回答書

企業や団体によっては、“回答書”と呼ばれるもの(どんな症状で整骨院に通われていますか?という感じのもの)が患者さんの自宅に届き、それを整骨院で口裏合わせのように説明しなおして記入していただく。
こんな仕事を施術の合間にもしていました。
中には、不審がられることもありましたし、平気な方もいらっしゃるという不思議な光景です。

そりゃ不審がられても仕方ないと思います。
自分では全身をもんでもらおうと思って来ているのに、傷病とやらを書かされるのですから、患者さんもビックリするのも無理ないです。

はっきり言いたいから整体院にした


肩こりを頸椎捻挫なんて言いたくない。
堂々と肩こりという言葉を使って、それを治療していくということを患者さんに言いたい。
自分の仕事に誇りをもって仕事をしたい。
素直に純粋に治療していきたい。
保険の事でごちゃごちゃ説明しないといけない後ろめたさを持ちたくない

そんな想いから国家資格は持っていて整骨院を開業できるけどしませんでした。

正しく保険施術をしているところもある

全国には私も知らない整骨院、接骨院なんてのはめちゃくちゃたくさん存在しています。
健康保険証を正しく使用している整骨院だってたくさんあります。

私の選択肢が整体院だっただけですから、もし整骨院に通われるのでしたら、しっかり保険のことを頭に入れて行ってみてください。
正しい保険の知識を持って行かれると、整骨院の先生方はとても安心します。
患者さんのあなたにとっても、しっかり診てくれるということは相乗効果があってとても良いものになると思いますよ。