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肩こりだったはずが、くも膜下出血?!!

2018.11.05 | Category: 肩こり

こんにちは!明石市魚住町で50代の腰痛専門あすらく治療院の新井です.

『肩こり』って言葉は、もう日本中ではほぼ100%に近いくらい知られています。
余談ですが、『肩こり』という言葉を世に広げたのは、【夏目漱石】と言われています。

この肩こり、つらいと感じている方はかなりたくさんおられるのですが、一部の方では実は【くも膜下出血】の前兆であったりもします。
当院のスタッフが2年前にこの【くも膜下出血】で私の目の前で倒れました。
現在は大きな後遺症もなく、仕事に励んでいます。
脳神経外科のホームページにはあまり記載されていない、実体験の経過をスタッフの証言を基にお伝えします。

特に変化を感じていなかった

・片方の背部がつっぱった痛みが常々あった
・首がよくこる
・倒れる半年前から、地面を歩くと、フワフワした感触があった
・予定を詰め込みすぎて、睡眠時間が減っていた
・心と体を休息する時間をあまり取っていなかった

よくある症状ですよね?
脳外科でよく見かけるような症状がこのスタッフにはあまり当てはまりませんでした。

ある日様子が変かも?

このスタッフ、普段からよく働き、よく気が回り、私自身とても助かっています。
朝から出勤してくれていたのですが、
・普段ではそんなところで休憩しないでしょ?っていう所でちょこちょこ休憩しだす。
・動きの1つ1つがスローモーション
・出勤の前日に吐き気に襲われて、吐いたらスッキリした。
・いつもは好きなものが気持ち悪くて食べられない

倒れた当日はこんな感じで、“ん?なんか変かも?”な程度でした。

直前までしっかり仕事をしていた

予約の電話が鳴り、しっかり応答していました。
電話を切ったと同時に倒れました。

私も何が起きたのかサッパリわかりません。
ろれつが回っていないなんてことはなかったし、頭痛を訴えていたわけではなかったからです。

のちのちスタッフから聞いた話によると、倒れた当日は自分でも変やな?と思っていたことは覚えているけど、その日の1日のことが記憶にないそうです。

時間勝負

倒れてすぐに救急車
救急隊員の適切な判断で脳外科へ搬送
いつもは大混雑の病院が、この日は患者さんが少なく、医師がすぐにオペができる状態だった。

いくつもの奇跡が重なり、このスタッフは助かりました。
ここは【時間勝負】です。
むやみやたらに救急車を呼ぶことには疑問を感じますが、
・呼びかけに応じない
・あきらかに変な呼吸の仕方
当てはまるなら、何をすることもできないので、即救急車です。

社会復帰後は?

このスタッフの場合はほぼ後遺症なく、社会復帰を果たしました。
経過を聞いてみると、
・つっぱった背中の痛みはなくなった
・首のこりはまだ感じているけど、前のような痛みはない
・フワフワした感じで歩くということはなくなった

休みの日を多くとり、睡眠時間も増やしました。

働きすぎ大国である日本。
【ストレス】は目に見えて測れるものではありません。
知らない間に、わけがわからないくらいのストレスがかかっているかもしれません。

たかが【肩こり】【首こり】【背中のつっぱり感】かもしれませんが、されど【肩こり】です。
あなたはご自身の体の声をどこまで拾えていますか??